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インプラント治療は、原則(特定の病気・疾患を除く)として健康保険の適用がない自由診療です。
通常、医科や歯科の治療で一般的な保険診療とは、定められた疾患や傷病に対し、定められた施術や投薬を行い、定められた点数から算定し、自己負担分を除いた治療費を社会保険や国民健康保険に医院が請求するというものです。一つの疾患や傷病に対する治療法は選択肢がたくさんあるわけではなく、ある程度決まっています。そのため、施設基準などで加算される点数等による多少の違いはあっても、基本的には全国どこの医院で治療を受けても治療費が大きく変わることはありません。
一方のインプラント等の自由診療は、保険の制度による「定められた」ものがありませんので、費用は医院ごとに値付けされます。この値付けの基準となるのは、原価の費用の他、歯科用CTや手術室などの設備、インプラントの技術を維持・向上させるための継続的なトレーニングや勉強に充てる費用などです。
表1は、アップル歯科知り得る範囲で「インプラント治療をきちんと行っている」歯科医院・医療法人を選定し、WEBサイトで公開されている治療費(費用は税抜)をまとめたものです。
決してこれが全国の相場ではありませんが、当院が考える一定の水準以上の治療を行っている医院の治療費です。
最高値は49万5,000円で、最低値は35万円、中央値は41万円となっています。ちなみにアップル歯科の治療費は、中央値と等しい41万円となります。
ただし、実際にはこの治療費に含まれる内容が異なる場合があります。アップル歯科の場合はトータルフィー(インプラント治療にかかる治療の一式を含めた額※骨造成等は除く)ですが、記載される金額以外に費用が必要な歯科医院もあります。治療を受ける場合は、WEBサイトで公表している費用にどこまで含まれているのかを電話やメール、見積等で確認する必要があります。
【表1】※2023年6月アップル歯科調べ
8医院 | インプラント治療費 | 中央値 |
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A歯科 | 360,000円 | 410,000円 |
B歯科 | 495,000円 | |
C歯科 | 370,000円 | |
D歯科 | 400,000円 | |
F歯科 | 430,000円 | |
G歯科 | 420,000円 | |
H歯科 | 435,000円 | |
F歯科 | 356,000円 |
インプラントは、フィクスチャーと呼ばれる埋入するネジの部分、アバットメントという支台の部分、上部構造という歯冠部分の3つに分かれます。
医院によっては、このフィクスチャーというインプラント体を骨に埋入する手術のみをインプラント費用としている医院もあれば、埋入手術と被せ物を一つの料金としている医院や、被せ物のみ別料金や選択肢によって費用が異なる医院もあります。また、インプラントを埋入する1次手術・骨ができたあとにアバットメントを出す2次手術と、手術の回数ごとに費用が発生する医院もあるようです。
WEBサイトなどで公開されている費用に内訳がない場合は、直接問い合わせて聞いたほうが良いかもしれません。
インプラント治療に限らず、歯の治療は人それぞれ条件が異なり、選択肢も一つではありません。そのため、費用は「標準的な治療費」というものが公開されることが多く、誰もがその費用でインプラント治療を受けられるとは限られません。
例えば当院のように、トータルフィーを掲げる医院でも、あらゆる治療がその治療費で受けられるわけではありません。例えば、骨が足りない場合は別途骨造成の費用が必要になったり、被せ物に特別なオーダーをする場合などは加算があります。また、虫歯や歯周病等があって治療ができない場合も別途治療費が必要です。このように、インプラント治療の「抜歯・埋入・抜糸・消毒・型取り・仮歯・最終補綴」以外に必要となる治療は、原則としてトータルフィーにも含まれません。
インプラント治療を行う上で、骨がない場合にその骨を作る「骨造成」という施術が必要になる場合があります。骨造成の方法にも、たくさんの方法がありますが、この費用は人によって必要な場合や必要でない場合、方法が異なるため、一般的にはインプラントの治療費に含まれません。
主に、元々顎の骨が薄い方、歯周病が進行して骨の吸収が進んでしまった方、顎の骨が薄い前歯の治療などの際に必要になることが多い施術です。
ただし、これは誰もが必要な治療ではないため、必要がない方もたくさんいらっしゃいます。
骨造成が必要かどうかは、概ね検査でわかることが多いですが、稀に手術が始まって、執刀後に骨造成必要だとわかる場合があります。その場合の費用はどうなるのかなどは、手術前のカウンセリングや同意書・契約書に説明があるはずですので、確認しておきましょう。
インプラント治療は、歯周病や虫歯で歯が抜けた・抜糸となる方へも有効な治療です。ただし、インプラント治療を受けるためには、歯周病や虫歯を治療しておく必要があります。
特に歯周病は、インプラントを支える土台となる顎の骨を溶かす病気です。歯周病の進行を止めなければ、インプラントが生着しなかったり、たとえ埋入ができてもインプラント周囲炎(インプラントの歯周病のような病気)の原因となることもあります。
また、虫歯も然りで、例えば隣の歯が虫歯になった状態で、インプラント治療を進めることは出来ません。
そのため、インプラント治療を行うにあたり、歯周病や虫歯の治療が必要になり、その費用はインプラント治療費とは別途必要になります。
インプラントの費用において、歯冠部(被せ物)の費用が別途になっている歯科医院もあります。その場合、被せ物の素材や審美性において、費用が異なることがあります。
ただし、必ずしもこの被せ物によって費用が異なるわけではありません。
例えば当院では、被せ物ではなくプラン(インプラントのメーカーと保証の内容)によって治療費が異なります。
アップル歯科の例
インプラント治療は審美目的で無い限り、医療費控除の対象となります。医療費控除とは、1年間の他の疾患の治療費も含む医療にかかった費用が、合計で10万円を超えた場合、医療費にかっかた費用に応じて税金の還付が行われ、さらに住民税の課税対象額から医療費分が控除されるという仕組みです。
医療費控除はインプラント治療費だけでなく、その年に受診した医療費や同居する家族の医療費も含めて上限200万円まで申請ができます。
還付・控除額は年収や医療費の合計額、所得控除の額などによって異なりますが、例えば年収600万円の家庭で所得控除が164万円だとして、インプラントを含める年間の医療費が55万円だった場合、還付金で9万円、控除された住民税の差額が4.5万円安くなった場合、合計で13.5万円安く治療を受けられたことになります。
インプラント治療を受診される場合は、この医療費控除の申請を行うことをお薦めします。
インプラント治療などの自由診療は、医院によって分割やデンタルローンなど、複数回にわけて支払いができるシステムを導入している歯科医院がたくさんあります。
分割というのは、治療が終了するまでに何回かに分けて支払う方法で、デンタルローンというのは、金融機関のシステムを利用することで、治療が終わったあとも少額ずつ支払いをしていく方法です。
そのため、デンタルローンを利用する場合は、金利手数料がかかったり、審査が必要になります。
ただ、それでも毎月の負担額は少なくなるので、まとまったお金が無いときや、手元の貯金を使いたくない場合などにも利用できます。
インプラント治療は、費用も高額で治療期間も短くはない(2〜6ヶ月)治療です。
そのため、患者様に間違えの無い選択をしていだくため、当院では無料相談を承っています。インプラント相談では、自分の場合はいくらになるのか、どんな治療が必要になるのかなど、WEBサイトで調べただけではわからない費用の悩みもお答えすることができます。
無料相談は治療の内容だけではなく、費用や支払い方法などについてもご相談いただけます。
無料相談を受診されても、インプラント治療を受けるかどうかは、後ほど検討していただいて結構です。お気軽に御利用ください。
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
診療情報
休診日:日曜・祝日
※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
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