保険のブリッジ、自由診療のきれいなブリッジ、接着ブリッジなど、ブリッジ治療について詳しくご紹介
歯が抜けたら、一般的な治療の選択肢はインプラント・入れ歯・ブリッジの3つ、「治療をしない」という選択肢(7番を失った場合など)を含めると4つあります。
その中でも「入れ歯は見た目・使い勝手的に嫌」という人も多く、「インプラントは手術が怖い・高額だから嫌」という人も一定数います。
そうなると残ったのがブリッジ治療ですが、ブリッジは失った歯を含めて最低3本の歯の治療となります。そのため「まさか両隣の歯がこんなに削られるとは思っていなかった」という人もいれば、「こんなに費用がかかるとは思っていなかった(3歯分の治療のため)」と思う人もいます。
ここでは、そんな歯のブリッジ治療について、詳しくご説明していきます。
このページの目次
歯のブリッジ治療とは、歯を失った後の治療「欠損補綴」の選択肢の一つで、両隣の歯を削って土台を作り、連結させた3歯以上の歯冠を、土台に橋のように架ける治療です。
その名の通り、「橋」と似た構造から「ブリッジ」という名称がついています。
歯が抜けた後の治療は、主にこのブリッジの他、インプラントと入れ歯の3種類がありますが、傾向として入れ歯は嫌がられる方が多いです。また、インプラント治療をしたいけど、お財布の事情でできないためにブリッジ治療を選択される方もいらっしゃいます。
そこで私達歯科医師が行うアドバイスとしては「両隣の歯が健康な天然歯の場合はブリッジは避けたほうが良い」ということです。健康な天然な歯を削ってまで1歯の欠損を補うには、ブリッジ治療は代償の大きな治療となるためです。
つまり、ブリッジという選択が推奨される基本としては、両隣の歯が治療歯であるということになります。
一般的な保険のブリッジは金属(パラジウム)を使ったブリッジになります。被せ物やインレーはCAD/CAM冠・インレーによる白い強化樹脂が使えますが、ブリッジの場合割れるリスクが極めて高くなるため適用外となります。
費用の目安20,000円程度※保険診療3割負担
天然の歯に近い、審美性の高いブリッジとなります。しかし、咬み合わせや部位によっては、割れるリスクが高くなるため、適用出来ない場合があります。ジルコニアを使うことで強度は補完できますが、対合の歯がダメージを受けます。
費用の目安300,000円〜500,000円+税※自由診療
歯を削らないブリッジで、ダイレクトボンディングブリッジというものもあります。歯をほとんど削らず、両隣の歯に接着させて止めるブリッジです。脱離のリスクは高く、応急的に審美回復が必要な際等に使用することが多いブリッジです。
費用の目安20,000円程度※保険診療3割負担・100,000円〜150,000円+税※自由診療
入れ歯 保険 |
入れ歯 自由診療 |
インプラント 自由診療 |
ブリッジ 保険 |
ブリッジ 自由診療 |
|
---|---|---|---|---|---|
見た目 | × | △ | ◎ | × | ○ |
費用 | ◎ | × | × | ○ | × |
清掃性 | × | △ | ◎ | △ | △ |
隣在歯への負担 | △ | △ | ◎ | × | × |
長期予後 | × | △ | ◎ | △ | △ |
両隣の歯にバネを引っ掛けて歯冠部分を固定する方法です。都度取り外しが必要で、咀嚼力の回復率も高くはありません。見た目にもバネが目立ちます。
失った歯の部分の顎の骨に人工歯根を埋め込み、歯冠を被せます。見た目や咀嚼呂っくは天然の歯に近いものがあります。清掃は通常の歯と同じ歯磨きです。
両隣の歯を削り、支台歯にして橋のように歯冠を架ける方法です。両隣の歯に負担がかかり、歯の寿命が短くなります。自由診療であれば見た目は天然の歯に近くできます。
まずは検査をして、カウンセリングにて保険にするか自由診療にするか、どの程度歯を削るのかなどを相談します。
また、メリットやデメリット、ベネフィットやリスクについても説明の上で、同意が得られればブリッジの治療が開始となしす。
両隣の歯を削った後は、仮歯をしますので見た目的に大きな問題が起こることはありません。但し仮歯はあくまで仮の歯ですので、長期間の使用には向いていません。仮歯期間中はなるべく仮歯を使わないようにご協力をお願いすることがあります。
また、自由診療の場合、仮歯の後、プロビジョナルという精密仮歯を装着します。この間に抜歯後の歯肉の落ち着きを待ちながら、咬み合わせなどを整えていきます。
その後1〜2週間で最終歯(セラミック・ジルコニアブリッジ)をセットして終了です。
Before
After
治療の内容 | 事故で前歯を失われた方の2歯欠損に対するブリッジ治療 |
---|---|
期間・回数 | 7ヶ月・7回(カウンセリング・検査含む) |
費用 | 自由診療:セラミックブリッジ(130,000円×4歯+消費税) 合計57万2,000円 |
リスク・副作用 |
|
欠損補綴の選択肢として、ブリッジ治療を望まれる方は少なくありません。しかし、いざカウンセリングを受けると、実際にブリッジ治療をする人もそれほど多くありません。
これは、ブリッジのデメリットである「両隣の歯」を削ることの重大さが、カウンセリングを受けるまでわかっていなかった、あるいは保険だと銀歯になることを知らなかったという場合もあります。
また、費用にしても、セラミックブリッジが39万円で3歯の治療が必要なのに対し、インプラントが41万円で1歯の治療のみであることを考えると、大差がないことに気づかれる方もおられます。
もちろん、ブリッジ治療を推奨していないわけではありませんが、ブリッジは治療前に、その特性を理解する必要がある治療です。
歯を失った後の治療でブリッジをご検討されるのなら、まずはプロ(歯科医師)の話を聞き、その上で判断いただくのが良いかと思います。ブリッジをご検討中でしたらお気軽にご相談ください。
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
診療開始 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 | 9:30 |
診療終了 | 18:30 | 18:30 | 13:00 | 18:30 | 18:30 | 17:00 |
診療情報
休診日:日曜・祝日
※日曜・祝日診療は下記診療カレンダーをご覧下さい。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
|
休診日
日曜・祝日診療
13時迄
他のエリアでもアップル歯科の治療を受けられます