インプラントは、小さな穴を開けてネジ(インプラント体)を埋めるという小手術を要します。手術と言っても、入院が必要になったり、お仕事や学業ができなくなるようなものではありません。侵襲(体へのダメージ)は抜歯と同程度ですが、それでも外科手術や生体外材料を使うことに対するリスクは伴います。気をつけるべき点は、「治療前のリスク」「治療中のリスク」「治療後のリスク」がそれぞれあります。
もちろん、これらのリスクの可能性は高いものではありませんが、予めどんなリスクがあって、どんな注意が必要かを知っておくことで、多くの問題を回避することができます。
ここで説明する内容は、カウンセリングでもお話する内容ですが、予めご承知頂くことで、治療前の判断材料としてご検討ください。
持病や全身疾患がある場合は、インプラント治療が難しい場合があります。これは、インプラント治療の手術によって病気の再発が誘発されたり、その疾患の到着がインプラントの骨との結合を邪魔したり、傷の治りを遅くする可能性があるためです。
そのため、ご病気や日常的にお薬を飲む必要がある方は、必ず病名や服用中のお薬を担当医にお伝え下さい。知らずにインプラント治療行えばリスクになりますが、予め担当医が知っておくことで、治療が可能になったり、安全性に注意を払って治療を進めることができます。
外科処置(手術)には偶発症のリスクがあります。インプラントは直径約3~6mm程度のチタン製の金属です。そのため、手術によってインプラントのサイズに応じて骨に穴を開ける必要があります。
骨に穴を開ける事自体は難しくはなく、侵襲(体に受けるダメージ)も抜歯と同程度ですが、この手術に際し、上顎には上顎洞という穴があったり、下顎には下顎管という「大きな神経・動脈・静脈」が走行する管があります。
外科処置に伴う偶発症は様々ありますが、インプラント治療においては特に「金属であること」「上顎洞との距離」「下顎管の位置」について気をつける必要があります。治療前の問診やCT検査をしっかり行うことで、これらのリスクを回避することができます。
※IR1)症例9と13はチタンアレルギーによるリスクを理解した上で、インプラント治療を希望したため、インプラント体を埋入した。症例9は埋入後12ヶ月、症例13は6ヶ月経過した時点では経過良好である。(チタンアレルギー陽性患者に対するチタンインプラント埋入症例)
※IR2)インプラント体が上顎洞に迷入しているが上顎洞炎を伴っていない場合,あるいは鼻腔形態の是正が必要ない場合は,内視鏡下上顎洞開窓手術により経鼻的にインプラント体を摘出する。
治療後の注意を怠ると、インプラントの脱離や歯冠の破損、感染症や治癒の遅れなどのリスクがあります。そのため、治療前後の禁煙や禁酒についてのお願い、食事、メインテナンス方法についての歯科医師からの指導について、しっかり遵守していただくことがリスクを回避する重要なポイントとなります。
歯科医師からの指示はすべてインプラント治療を失敗しないためのアドバイスです。このアドバイスをお聞き頂けない場合は、インプラント治療が上手く行かなかったり、早期に脱離しても保証の対象外となる場合があります。
※IR3)喫煙率はインプラント脱落あり群が24%、脱落なし群が13%で、現在喫煙のオッズ比は過去喫煙を含む非現在喫煙群を1とすると現在喫煙群は1.8倍(95% CI:1.1-3.1)であった。すなわち、喫煙をしていると歯科インプラント治療を受けても1年未満にインプラントの脱落リスクが約2倍に上がることがわかった。
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